建設業許可を申請する際には必ず「営業の沿革」という書類を提出します。

此方の営業の沿革ですが、後日に意外と重要となる可能性が有ります。

過去の許可情報を基にその会社での経験で専任技術者や常勤役員等を申請する場合、「何の業種の許可をいつからいつまで持っていたか」という事が重要になります。

きちんとした情報が残っていれば良いのですが、無い場合には許可行政庁に問い合わせをしたり、情報開示請求をしたりすることがあります。

その情報開示請求をする対象書類が「営業の沿革」になります。

営業の沿革にはいつ許可を取得して、いつどの業種を追加したか、いつ一部の業種を廃業したかといった情報を記載することになっておりますので、それを見れば許可業種と許可期間が分かるはずだという事です。

ただし、一部の会社は営業の沿革にきちんとした情報を記載していない場合があります。

そうすると正確な許可業種と許可期間を把握することが困難になります。

申請書類ですのできちんとした内容を記載する必要があるのはもちろんですが、将来のためにも許可状況の流れを正確に記載するようにして下さい。