一部の悪質な人材紹介会社だけだとは思いますが、過去に相談を受けた件で何度かとんでもない案件があります。

人材不足に悩んでいる会社が人材紹介会社に問い合わせをしたところ、外国人を紹介されたというケースです。

外国人を雇用すること自体は適法であれば何ら問題は無く、日本人よりも優秀な外国人の方は大勢います。

ただし、一部ですが自分たちの利益しか考えていない人材紹介会社があります。

雇用を考えている会社が希望している業務内容を、候補となっている外国人に行わせると在留資格の関係で明らかに違法なのですが、「問題ないです」と答えているケースです。

もっとひどい場合になると、「Aという業務内容をさせるという事で在留資格を申請すれば通ります。※実際の業務内容は大きく異なります。」と言って虚偽申請を進めてくるケースもあります。

彼らは外国人を紹介すれば利益になりますので、その後に紹介先の会社や外国人が処罰の対象になるかどうかは知らん顔です。

※紹介を受けた会社は、違法であると知らないで雇用していたとしても「不法就労助長罪」に問われる可能性が有ります。「知らなかった」や「大丈夫と言われた」は通りません。

くれぐれも外国人を雇用する際には、適法に雇用できるのかをご自身の責任で確認するようにして下さい。

また、もし少しでも不安がある場合には、在留資格に詳しい行政書士に相談をするようにして下さい。