建設業許可申請をする際に専任技術者や常勤役員等の経験を証明する必要があります。

その際に、自社での経験で証明できる場合には比較的容易ですが、他社での経験で証明する場合には非常に困難なケースがあります。

具体的には、その他社が建設業許可を持っていなかった場合です。

許可を持っていれば、その許可を持っている期間にその会社に在籍していたことを証明すれば足ります。

しかし、許可を持っていない場合には、在籍していた証明の他に、建設業を行っていたことの証明も必要になります。

ですが、ご自身で経営をしていたならまだしも、通常は辞めた会社が当時の契約書や確定申告書等を簡単に渡してくれないからです。

建設業許可申請の際に他社での経験を証明する場合で、その会社が許可を持っていなかった場合には、申請が非常に難しくなる可能性が有るという事を覚えておいてください。